| 2008.9.3 ルカの福音書 4:3~4 |
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2008.9.3 ルカによる福音書 4:3 そこで、悪魔はイエスに言った。「神の子なら、この石にパンになるよ うに命じたらどうだ。」 4:4 イエスは、「『人はパンだけで生きるものではない』と書いてある」と お答えになった。 *** 「石をパンにする」という誘惑は 「あなたは神の子であるなら、父なる神に パンを祈り求めたらどうか」ではなく「神の子であるなら自分の力で石をパ ンに変え、その力を発揮したらどうか」という提案でした。 空腹を満たす ことができれば民衆は、それだけであなたを信頼するようになるだろうと言 うのです。イエス様は人間の幸いはパンを手に入れるだけではもたらされな いことを知っておられました。 人間には生理的充足欲求という面がありパンや野菜や肉などが必要です。ま た見たり聞いたり、いわゆる五感を満たす作業が必要です。 しかし、それとは別に関係的充足欲求という面も大事なのです。誰かに愛さ れていたいとか、誰かに見ていてもらいたいとか、誰かに寄り添われたいと かそういう欲求もまた重要なのです。イエス様が石をパンにすることができ たとしても、それだけでは人の心は豊かになりません。肉体の必要が満たさ れても精神的、霊的な必要が満たされなければ私たちの心は満足できないの です。 「人はパンだけで生きるものではない」という言葉の前後を当時の人たちは 知っていました。申命記8章です。 8:2 あなたの神、主が導かれたこの四十年の荒れ野の旅を思い起こしなさい。 こうして主はあなたを苦しめて試し、あなたの心にあること、すなわち御自 分の戒めを守るかどうかを知ろうとされた。 8:3 主はあなたを苦しめ、飢えさせ、あなたも先祖も味わったことのないマ ナを食べさせられた。人はパンだけで生きるのではなく、人は主の口から出 るすべての言葉によって生きることをあなたに知らせるためであった。 8:4 この四十年の間、あなたのまとう着物は古びず、足がはれることもなか った。 8:5 あなたは、人が自分の子を訓練するように、あなたの神、主があなたを 訓練されることを心に留めなさい。 8:6 あなたの神、主の戒めを守り、主の道を歩み、彼を畏れなさい。 パンの不足を味わっている時には、その出来事の背後にも神の意味があるこ とを悟り、神に助けを求めつつ待ち望み、教えられている神の約束の言葉を 吟味しながら自分たちのできることを考えるという姿勢が必要です。さらに 言えば、精一杯の努力をしても自分の思い通りにならない場合には、神のや り方があることを認め、それに任せる勇気も必要になってきます。努力すれ ばすべてのことが報われるということはありません。努力しても報われない ことはたくさんあります。にもかかわらず、努力し、にもかかわらず絶望し ないのが「信仰」による歩みです。人生は思い通りにいかなくて順調なので す。神は私たちの御用聞きではないし、私たちは神ではないからです。 空腹の中で悪魔はイエス様に「この空腹感を満たすために、神を御用聞きの ように取り扱い、自分が神の力を持っていることを示せ」と命令したのです。 その命令には毅然と否定の言葉を述べています。第一ラウンド終了です。 パンを必要としている方々に、神の言葉による励ましと、自分の考えている のとはちょっと違うマナが届きますように。 祝福がありますように。関根一夫 |
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